♯054 南蛮美術の光と影 −泰西王侯騎馬図屏風の謎−
観 覧 日 : 2012年5月4日
会 場 : 神戸市立博物館
H P : http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/museum/tokuten/2012_01namban.html
展示作品 : 南蛮美術の光と影 −泰西王侯騎馬図屏風の謎−
期 間 : 2012年4月21日 〜 6月3日
料 金 : 1,300円 ・ 図録 2,500円
総展示作品数 : 117点 (内説明あり) 全点
期間により展示作品は
セクション(構成) : 7区画
第1章 はるかなる西洋との出会い
第2章 聖画の到来
第4章 泰西王侯騎馬図の誕生と初期洋風画
第5章 キリシタン弾圧
第6章 キリシタン時代の終焉と洋風画の変容
第7章 南蛮趣味の絵画と工芸
☆五つを満点とする
評価 ☆☆☆☆
感想 :
今回は南蛮美術です。
南蛮といえば昔学校で習った南蛮貿易ぐらいしか知りませんでした。
南蛮美術の時代は16世紀半ば〜17世紀前半までであり、
日本は鎖国に転じ100年も経たぬうちに南蛮美術はその命脈を断たれることになったそうです。
今回の展示は屏風が多かったのですが、今までに見てきた屏風は例えとして伊藤若冲の『象と鯨図』等の様な日本的な屏風でしたが、南蛮美術の屏風は西洋・東洋が一体となった感じの作品ばかりであり新鮮な感じがしました。
その他にも色々な展示品がありましたが、一番印象的だったのは『踏絵』です。
実物を改めて自分の目で見てみると過去に起こったキリシタン弾圧が実際にあったのでと実感しました。
重要文化財《レパント戦闘図・世界地図屏風》 桃山〜江戸時代初期 香雪美術館蔵
重要文化財《泰西王侯騎馬図屏風》 桃山〜江戸時代初期 サントリー美術館蔵
重要文化財《泰西王侯騎馬図屏風》 桃山〜江戸時代初期 神戸市立博物館蔵
《元和八年、長崎大殉教図》 17世紀前半 イタリア内務省 宗教建造物基金(ジェズ教会)蔵
公式WEBサイト : http://namban.exhn.jp/
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6月21日 〜 7月16日
画業40周年記念 久保 修 切り絵の世界展 〜紙のジャポニスム〜
美術館「えき」KYOTO(京都) : http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/floorevent/index_7f.html
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9月1日 〜 10月14日
バーン=ジョーンズ展 − 英国19世紀末に咲いた華 −
兵庫県立美術館 : http://www.artm.pref.hyogo.jp/
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9月26日 〜 1月6日
神戸市立博物館 : http://www.asahi.com/mauritshuis2012/
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10月16日 〜 12月24日
国立国際美術館 : http://www.el-greco.jp/
次回の更新予定日は7月下旬頃となります。