♯191 多彩な表現展―陶板で魅せるジャポニスムの時代―
観 覧 日 : 2020年2月1日
会 場 : 大塚国際美術館
H P : https://www.ohmi.co.jp/news/index.php?c=topics_view&pk=1572316016
展示作品 : 多彩な表現展―陶板で魅せるジャポニスムの時代―
期 間 : 2020年1月11日 ~ 3月29日
料 金 : 3,300円
総展示作品数 : 企画展18点 美術館全体 1074点
感想 :
大塚ホールディングスの子会社である大塚オーミ陶業株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:大杉栄嗣)は、2020年1月11日より大塚国際美術館(徳島県鳴門市)にて企画展「多彩な表現展」―陶板で魅せるジャポニスムの時代―を開催します。
日本特有の自然環境や文化、歴史、精神性を強く映し出す浮世絵と、大塚国際美術館館内に常設展示されている西洋名画の複製陶板を比較展示することで、浮世絵と西洋名画とのつながりについて新たな発見や共感を生み出し、理解を深める機会を提供する企画展です。
葛飾北斎の「富嶽三十六景」の中でもとりわけ評価の高い「神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)」をはじめとする三点の浮世絵や、菱川師宣の肉筆画「見返り美人図」など、西洋名画(主に印象派)に影響をあたえた浮世絵や日本美術作品を新たに陶板で原寸大複製し、館内に展示しました。
19世紀中頃、ヨーロッパ全土で日本趣味=ジャポニスム(Japonism)が大流行し、多くの作家たちが魅了されました。
この企画展では、ジャポニスムに関連した浮世絵や日本美術作品を新たに陶板で原寸大に再現し、大塚国際美術館館内に常設展示されている陶板名画と比較したり、間近でじっくりと鑑賞することで、新しい発見や共感を生み出し、理解を深める機会を提供します。
陶板による貴重な美術作品の複製は、間近での鑑賞や手で触れるなど、身近に体感することが可能となり、より深く記憶に刻み込み、芸術への親近感を高めます。
陶板ならではの体験を生み出す企画で、ジャポニスムの時代を堪能しました。
個人的に大塚国際美術館は大好きです。
ここは地下3階~地上2階まであり、鑑賞ルートは約4kmと1日楽しめます。
すべて陶板画ですが、製作にあたってはオリジナル作品と同じ大きさに複製されており、システィーナ礼拝堂天井画および壁画などはすごい迫力です。このほかにも様々な名作が展示されており展示作品数は1000を超えており見ごたえはとてもあります。
なお写真撮影も出来ます、ぜひぜひ一度は観に行くことをオススメします。
ちなみに個別で陶板画の発注もできますが金額が・・・
【多彩な表現展での展示作品】 ※すべて陶板による原寸大複製
■葛飾北斎 「富嶽三十六景」より
「神奈川沖浪裏」
「凱風快晴」
「山下白雨」
■歌川広重 「名所江戸百景」より
「大はしあたけの夕立」
「亀戸梅屋舗」
「亀戸天神境内」
■二代 歌川国明
「大鳴門灘右エ門」
■歌川国貞(三代豊国)・歌川広重
「当盛十花撰 夏菊」
■ゴッホ、フィンセント・ファン
「ジャポネズリー:おいらん」
「ジャポネズリー:雨の橋」
「ジャポネズリー:梅の開花」
「タンギー爺さん」
大塚国際美術館について詳しく知りたい方は、
ja.wikipedia.org
をクリックして下さい。(ウィキペディア)
次回の更新は7月中旬頃を予定しております。