siseiryu美術館・博物館放浪記

今までに観に行った美術館・博物館などの記録です。

♯116 ボッティチェリとルネサンス −フィレンツェの富と美−


観 覧 日 : 2015年6月14日


会  場 : Bunkamura ザ・ミュージアム


H  P : http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/14_botticelli/


展示作品 : ボッティチェリルネサンス −フィレンツェの富と美−


期  間 : 2015年3月21日 〜 6月28日


料  金 : 1,500円 ・ 図録 2,300円



総展示作品数 : 80点  (内説明あり)56点




セクション(構成) : 7区画

            序 章 富の源泉 フィオリーノ金貨

            第1章 ボッティチェリの時代のフィレンツェ−繁栄する金融業と商業

            第2章 旅と交易 拡大する世界

            第3章 富めるフィレンツェ

            第4章 フィレンツェにおける愛と結婚

            第5章 銀行家と芸術家

            第6章 メディチ家の凋落とボッティチェリの変容


☆五つを満点とする


 評価  ☆☆☆☆☆



感想 :

15世紀、花の都フィレンツェでは、銀行家でもあったメディチ家の支援を受け、芸術家たちが数々の傑作を生み出しました。ルネサンス期 の芸術の誕生には、地中海貿易と金融業によって財を成したフィレンツェおよびメディチ家の資金力が不可欠でした。メディチ家の寵愛を受けたボッティチェリ(1445-1510年)に代表されるフィレンツェルネサンスは、フィレンツェ金融業の繁栄が生み出した代表的な文化遺産といえましょう。
 本展では、ヨーロッパ全土の貿易とビジネスを支配し、ルネサンスの原動力となった金融業の繁栄と、近代に通じるメセナ活動の誕生を、フィレンツェと運命をともにしたボッティチェリの作品10数点を含む絵画、彫刻、工芸、資料など約80点によって浮き彫りにします。

という事で観てきましたボッティチェリ
今回の特別展に出展はしていませんでしたが、代表的な作品として『春』や『ヴィーナスの誕生』が有名です。
くわしくはウィキペディアを参照して下さい。
ボッティチェリの作品を別としてフィレンツェで流通していた金貨や宗教画、当時使用されていた金庫などが展示されていました。
展示数は80点と少ない部類ではあるものの内容はとても良かったと思います。



サンドロ・ボッティチェリ《受胎告知》


サンドロ・ボッティチェリ《聖母子と二人の天使》


マリヌス・ファン・レイメルスヴァーレに基づく模写 《高利貸し》


修道女プラウティッラ・ネッリ(帰属) 《聖人としてのジロラモ・サヴォナローラ



サンドロ・ボッティチェッリについて詳しく知りたい方は、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AD%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%83%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%83%E3%83%AA
をクリックして下さい。(ウィキペディア


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