siseiryu美術館・博物館放浪記

今までに観に行った美術館・博物館などの記録です。

♯065 2012 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展


観 覧 日 : 2012年9月1日


会  場 : 西宮市大谷記念美術館


H  P : http://otanimuseum.jp/home/exhi/12bol/12bol.html


展示作品 : 2012 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展


期  間 : 2011年8月18日 〜 9月23日


料  金 : 800円 ・ 図録 2,300円



総展示作品数 : 72作品 + 15点 + 3作品



イタリア・ボローニャ国際絵本原画展とは・・・
イタリア北部の古都ボローニャ市で毎年開催されている、世界で唯一の子どもの本専門の国際見本市、ボローニャ・ブックフェアに併設された絵本原画のコンクール展入選作品で構成されています。
 5点1組にしたイラストを応募すれば誰でも審査を受けられる公募展で、すでに絵本として発表された作品も、未発表のものも全て平等に扱われます。多様な作品が集まり、また今日の世界の絵本の動向を知ることが出来る展覧会としてよく知られており、日本からも毎年多くの応募者があります。
 1967年に始まった本展覧会も、2012年で46回目を迎えました。
 2012年は60カ国2685名が応募、その中から日本人7名を含む19ヶ国72名の作家が入選しました。伝統的な技法はもちろん、イラストレーターそれぞれが工夫をこらした様々な表現の原画を通じて、豊かな物語の世界を味わうことが出来るました。
 特別展示では2010年に新設されたボローニャSM出版賞の第2回受賞者、台湾のイラストレーター、ページ・チューの「鉛の兵隊」の原画や、その他過去のボローニャ展入選作の原画などを紹介されていました。



☆五つを満点とする


 評価  ☆☆☆☆



感想 :

♯017・♯037の宣言通り毎年観にいってるイタリア・ボローニャ国際絵本原画展も四回目(四年目)となります。


やはり多様性に満ちた様々な作品が展示されていました。
今回気に入ったのは小輪瀬護安「はたらくくるま:工事車両」です、なんかしっくりきました。
子供はかなり働く車にメロメロですからね。
簡単に描かれた工事車両ではなくしっかりと細かい所まで描いており、車両だけではなく工事関係者も描かれているのがいいですね。
もう一人はスズキ サトルの「アウトドア ブックス」です。
まさにアウトドアでした。


例年通り館内は絵本原画展という事もあり親子連れも多く賑やかでした、又ベビーカーを押しての鑑賞も出来ますし邪魔なら預かってもらえます。日にちによっては一時保育も行っています。
西宮市大谷記念美術館では展示されいる作品の絵本を実際手にとって見る場所も設けられており販売もしています。
2012年も楽しく鑑賞出来ました、毎年展示開催していますので出来ればまた2013年も鑑賞しに行こうと思います。



<特別展示>「鉛の兵隊」ベージ・チュー(台湾)


イソップ物語」今井彩乃(日本)


小輪瀬 護安「パワーショベル」


スズキ サトル「バックパッキング ブック2」



次回の更新予定日は5月中旬頃となります。