siseiryu美術館・博物館放浪記

今までに観に行った美術館・博物館などの記録です。

♯131 レオナルド・ダ・ヴィンチ−天才の挑戦


観 覧 日 : 2016年2月11日


会  場 : 江戸東京博物館 1階特別展示室


H  P : https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/s-exhibition/special/3807/%e7%89%b9%e5%88%a5%e5%b1%95%e3%80%8c%e3%83%ac%e3%82%aa%e3%83%8a%e3%83%ab%e3%83%89%e3%83%bb%e3%83%80%e3%83%bb%e3%83%b4%e3%82%a3%e3%83%b3%e3%83%81%e3%83%bc%e5%a4%a9%e6%89%8d%e3%81%ae%e6%8c%91%e6%88%a6/


展示作品 : レオナルド・ダ・ヴィンチ−天才の挑戦


期  間 : 2016年1月16日 〜 4月10日


料  金 : 1,450円 ・ 図録 2,500円


総展示作品数 : 72点  (内説明あり)59点


セクション(構成) : 5区画

            序 章 レオナルド・ダ・ヴィンチの肖像―天才像と神話化

            第1章 自然と人間−直感と観察

            第2章 「鳥の飛翔に関する手稿」−人間の限界を超えた飛翔、自然と神への挑戦

            第3章 《糸巻きの聖母》−見えない世界を探る

            第4章 レオナルドの教え−ルネサンス期の工房とレオナルド・アカデミー


☆五つを満点とする


 評価  ☆☆☆☆☆



感想 :

日本初公開の絵画 《糸巻きの聖母》と直筆ノート「鳥の飛翔に関する手稿」の2点は、今回の特別展のテーマである「見えない世界を探る(beyond the visible)」ために、レオナルドが行った人間観察・自然研究が集約された円熟期の傑作です。このほか、花や子どもを観察した日本初公開の真筆素描7点(うち1点は弟子との共作)、レオナルド派による日本初公開の珠玉の絵画、神話化・伝説化されたレオナルドの生涯を表した版画など約70点と、素描から忠実に再現した関連模型を通じ、天才の挑戦を体系的に展観する特別展でした。


今回展示点数は少ないもののダ・ヴィンチという雰囲気を醸し出す演出がよかったと思います。ただ《糸巻きの聖母》を観るのに長蛇の列が出来ており、列は整理されているものの他の作品を鑑賞するのにふさわしくない配列だったと思いました。



カルロ・ラズィーニオ 《レオナルドの肖像》


レオナルド・ダ・ヴィンチ 《花の研究》


レオナルド・ダ・ヴィンチ 《子どもの研究》


レオナルド・ダ・ヴィンチ 『鳥の飛翔に関する手稿』


レオナルド・ダ・ヴィンチ 《糸巻きの聖母》


レオナルド・ダ・ヴィンチ《受胎告知の天使のための左手と腕の研究》


レオナルド・ダ・ヴィンチについて詳しく知りたい方は、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%82%AA%E3%83%8A%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%80%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%81
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