siseiryu美術館・博物館放浪記

今までに観に行った美術館・博物館などの記録です。

♯118 画鬼・暁斎 −KYOSAI 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル−


観 覧 日 : 2015年8月29日


会  場 : 三菱一号館美術館


H  P : http://mimt.jp/exhibition/


展示作品 : 画鬼・暁斎 −KYOSAI 幕末明治のスター絵師と弟子コンドル−


期  間 : 2015年6月27日 〜 9月6日


料  金 : 1,500円 ・ 図録 2,200円


総展示作品数 : 135点  (内説明あり)20点


セクション(構成) : 5区画

            Ⅰ.暁斎とコンドルの出会い−第二回内国勧業博覧会 

            Ⅱ.コンドル−近代建築の父 

            Ⅲ.コンドルの日本研究 

            Ⅳ.暁斎とコンドルの交流 

            Ⅴ.暁斎の画業 

             Ⅴ−1.英国人が愛した暁斎作品
             Ⅴ−2.道釈人物図
             Ⅴ−3.幽霊・妖怪図
             Ⅴ−4.芸能・演劇
             Ⅴ−5.動物画
             Ⅴ−6.山水画
             Ⅴ−7.風俗・戯画
             Ⅴ−8.春画
             Ⅴ−9.美人画
             

☆五つを満点とする


 評価  ☆☆☆☆☆



感想 :


河鍋暁斎(かわなべ きょうさい、1831-1889)は、幕末に生まれ、6歳で浮世絵師歌川国芳に入門、9歳で狩野派に転じてその正統的な修業を終え、幕末明治に「画鬼」と称され絶大な人気を博した絵師です。
一方、三菱一号館を設計した英国人建築家ジョサイア・コンドルは、明治政府に招かれ明治10年(1877年)に来日、日本の近代建築に多大な功績を残しました。彼は日本美術愛好家でもあり、暁斎に弟子入りして絵を学び、暁斎作品を海外に紹介しました。


河鍋暁斎の画業の内、特に幽霊・妖怪図、風俗・戯画、春画が個人的に好きです。
暁斎の画業は幅広く肉筆画・挿絵・錦絵・下絵を提供するデザインの仕事など多岐に渡り、その幅広い画技と膨大な点数が創作の全貌を捉えにくくし暁斎の評価を難しくしたそうです。
今回の展示内容は説明は少ないもののジャンル別で分かりやすく展示されておりとても良かったです。
また他の特別展で観る機会があれば観に行きたいと思います。




河鍋暁斎 《蛙を捕まえる猫》


河鍋暁斎 《小禽を捕える鷲》


河鍋暁斎 《惺々狂斎画帖(三)》


河鍋暁斎鳥獣戯画 猫又と狸」


河鍋暁斎について詳しく知りたい方は、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B3%E9%8D%8B%E6%9A%81%E6%96%8E
をクリックして下さい。(ウィキペディア


次回の更新は2月中旬頃を予定しております。