siseiryu美術館・博物館放浪記

今までに観に行った美術館・博物館などの記録です。

♯037 2011 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展


観 覧 日 : 2011年9月4日


会  場 : 西宮市大谷記念美術館


H  P : http://otanimuseum.jp/home/exhi/11bol/11bol.html


展示作品 : 2011 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展


期  間 : 2011年8月20日 〜 9月25日


料  金 : 800円 ・ 図録 2,300円



総展示作品数 : 76作品 及びフィリップれジョルダーノの「かぐや姫
            +関西ゆかりの作家 9人展



イタリア・ボローニャ国際絵本原画展とは・・・

イタリア北部の古都ボローニャで毎年開催されている絵本原画コンクールの入選作品による展覧会です。イタリアでの開催は44回を数えます。このコンクールは、世界で唯一の児童書専門の見本市(Bologna Children’s Book Fair)に伴うイベントの1つとして、1967年に始まりました。子どもの本のために制作された作品を5枚1組にすれば誰でも応募できることから、世界中の新人イラストレーターたちの登竜門としても知られています。



ボローニャ展の魅力は、その「多様性」です。毎年世界中から沢山の応募があり、国籍の異なる5人の審査員により厳正に審査が行われます。そこでは、多くの絵本を出版している有名作家の作品も、まだ出版歴のない新人の作品も、同一のテーブルに並べられます。審査員が新しい才能を感じれば、まったく無名のイラストレーターも入選することができるのです。



☆五つを満点とする


 評価  ☆☆☆☆☆



感想 :

♯017で書いたように今年も行った来ました(台風の中・・・♯036参照)、今回で連続3回目となります。 ♯036と同様にこの『イタリア・ボローニャ国際絵本原画展』も以前からどうしても観たかったので観てきました。


作品は全然違いますが基本的趣旨は毎年一緒です。
今回は 58ヶ国 2836名が応募  20ヶ国76名の作家が入選しました。


国内だけではなく海外の色々なイラストレーターの作品が見れ、仔細にとても時間をかけて描かれた作品もあれば直感型の単純な作品もあり5枚1組の構成の作品の中でストーリーを想像しながら個性豊かな作品を鑑賞するのはとても楽かったです。(たまによく分からないのもありますが・・・)


今回は特別展示としてフィリップれジョルダーノの作品「かぐや姫」が展示されていました。 ♯017に展示されていた中より35歳以下を対象とした「ボローニャ SM出版賞」を授与する運びとなり絵本を出版する権利を得て「かくや姫」を出版する事になったとの事です。


作品は昔話『かぐや姫』を原作としていますが、独特な作風とあいまってとても不思議な感じがしました。


個人的には可愛らしいキャラクターと分かり易い内容で、まだ喋らない子どもも絵だけで楽しめそうな本当に今の日本の絵本だなという感じがした たかい よしかず の作品「ごちそう くろくま」が気に入ってます。


例年通り館内は絵本原画展という事もあり親子連れも多く賑やかでした、又ベビーカーを押しての鑑賞も出来ますし邪魔なら預かってもらえます。日にちによっては一時保育も行っています。


西宮市大谷記念美術館では展示されいる作品の絵本を実際手にとって見る場所も設けられており販売もしています。


今年も楽しく鑑賞出来ました、毎年展示開催していますので出来ればまた来年も鑑賞しに行こうと思います。



アミューズメントミュージアム」 槙下晶(日本)



「ごちそう くろくま」 たかいよしかず(日本)



特別展示 「かぐや姫」フィリップ・ジョルダーノ(イタリア)



2011年10月1日〜11月6日にて開催中

    かわら美術館 : http://www.takahama-kawara-museum.com/


次回の更新予定日は10月中旬頃となります。