siseiryu美術館・博物館放浪記

今までに観に行った美術館・博物館などの記録です。

♯167 神聖ローマ帝国皇帝ルドルフ2世の驚異の世界展


観 覧 日 : 2018年3月2日


会  場 : Bunkamura ザ・ミュージアム


H  P : http://www.bunkamura.co.jp/museum/past/


展示作品 : 神聖ローマ帝国皇帝ルドルフ2世の驚異の世界展


期  間 : 2018年1月6日 〜 3月11日


料  金 : 1,600円 ・ 図録 2,400円


総展示作品数 : 143点+参考出品3点・特別展示6点  (内説明あり)78点


セクション(構成) : 6区画

            プロローグ ルドルフ2世とプラハ 

            第1章 拡大される世界 

            第2章 収集される世界

            第3章 変容する世界

            エピローグ 驚異の部屋 

            特別展示 フィリップ・ハース 


☆五つを満点とする


 評価  ☆☆☆☆☆


感想 :

プラハに宮廷を構え、神聖ローマ帝国皇帝として君臨したハプスブルク家のルドルフ2世(1552−1612)は、稀代の収集家として、また芸術の庇護者として知られています。16世紀末から17世紀初頭、彼の宮廷には世界各地から優れた人物たちが集結し、芸術作品、あるいは科学機器などのあらゆる優れた創作物、更には新たに発見された珍奇な自然物などが集められ、文字通り「驚異の部屋」とでも呼ぶべき膨大なコレクションが形成され、当時のヨーロッパの芸術文化の一大拠点ともなりました。本展ではジュゼッペ・アルチンボルドを始め、ルドルフ2世が愛好した芸術家たちの作品を中心に、占星術錬金術にも強い関心を示した皇帝の、時に魔術的な魅力に満ちた芸術と科学の世界が紹介されていました。


♯160のアルチンボルドも展示されていました。
さすが収集の賜物、素晴らしい作品が展示されておりとても良かったです。


ルーラント・サーフェリー 《動物に音楽を奏でるオルフェウス


ヨーリス・フーフナーヘル 《人生の短さの寓意(花と昆虫のいる二連画)》(部分)


ジュゼッペ・アルチンボルド《ウェルトゥムヌスとしての皇帝ルドルフ2世像》


ディルク・ド・クワード・ファン・ラーフェステイン《ルドルフ2世の治世の寓意》


HP:http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/18_rudolf/


次回の更新は5月下旬頃を予定しております。