siseiryu美術館・博物館放浪記

今までに観に行った美術館・博物館などの記録です。

♯133 フェルメールとレンブラント 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち 展


観 覧 日 : 2016年2月11日


会  場 : 森アーツセンターギャラリー


H  P : http://www.roppongihills.com/museum/history.html


展示作品 : フェルメールレンブラント 17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち 展


期  間 : 2016年1月14日 〜 3月31日


料  金 : 1,600円 ・ 図録 2,400円


総展示作品数 : 60点  (内説明あり)25点


セクション(構成) : 4区画

             Ⅰ  ハールレム、ユトレヒト、アムスステルダム−オランダ黄金時代の幕開け 

            Ⅱ−1 風景画家たち  

            Ⅱ−2 イタリア的風景画家たち 

            Ⅱ−3 建築画家たち 

            Ⅱ−4 海洋画家たち 

            Ⅱ−5 静物画家たち

            Ⅱ−6 肖像画家たち

            Ⅱ−7 風俗画家たち

             Ⅲ  レンブラントレンブラント

             Ⅳ  オランダ黄金時代の終焉


☆五つを満点とする


 評価  ☆☆☆☆☆



感想 :

17世紀はオランダ黄金時代といわれています。この時代、オランダは歴史上稀にみる発展の最中にありました。
新たな芸術文化が発展し、絵画の分野においても多くの優れた画家を輩出し数多くの傑作が生まれるという、特別な時代でした。絵画は一般市民が手に入るような大きさや価格でも出回っていました。当時の海外からの訪問者は、オランダのごく一般の家庭にさえも多くの絵が飾られているのに驚いたといいます。
この時代に活躍した画家たちの中には、「光の画家」として知られるデルフト出身のヨハネス・フェルメール(1632-1675)やアムステルダムで名声を手にし、独特な発想、技法と構図で人気を得たレンブラント・ファン・レイン(1606-1669)など、今日私たちがよく耳にする名があります。彼らの作品は400年近く時を経た今でも色褪せることなく、私たちに感銘を与えてくれます。
特別展では、60点の作品を通して、オランダ黄金時代と当時活躍した画家たちが紹介されています。フェルメールレンブラントと並び、フランス・ハルス、ヤン・ステーン、ピーテル・デ・ホーホ(京都、東京会場のみの出品)など、黄金時代を彩った様々な画家たちの作品によって、当時の文化と人々の生活が私たちの目の前によみがえります。
フェルメールの《水差しを持つ女》とレンブラントの《ベローナ》は日本初公開作品となります。


今回の特別展は全体的に落ち着いた作品が揃っており作品数は少ないものの良かったと思います。


アブラハム・ブルーマールト《ラトナとリュキア人の農民》


コルネリス・クラースゾーン・ファン・ウィーリンゲン《港町の近くにて》


フェルメール「水差しを持つ女」


レンブラント「ベローナ」


ヨハネス・フェルメールについて詳しく知りたい方は、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%83%8F%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB
をクリックして下さい。(ウィキペディア


特設HP:http://www.tbs.co.jp/vermeer2016/


次回の更新は10月中旬頃を予定しております。