siseiryu美術館・博物館放浪記

今までに観に行った美術館・博物館などの記録です。

♯110 キャプテン・クック探検航海と『バンクス花譜集』展


観 覧 日 : 2015年2月21日


会  場 : Bunkamura ザ・ミュージアム


H  P : http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/14_banks/


展示作品 : キャプテン・クック探検航海と『バンクス花譜集』展


期  間 : 2014年12月23日 〜 2015年3月1日


料  金 : 1,300円 ・ 図録 2,000円



総展示作品数 : 193点  (内説明あり)130点




セクション(構成) : 6区画

            プロローグ 科学的発見を目指した太平洋への航海

            第1章 ソサエティアイランズ−金星観測の成功

            第2章 ニュージーランド−勇ましき戦士たちの島

            第3章 オーストラリア−花咲ける太平洋

            第4章 ジャワーパーキンソン最期の地

            エピローグ 凱旋帰国、そして『バンクス花譜集』の出版へ


☆五つを満点とする


 評価  ☆☆☆☆☆



感想 :

ジェームズ・クック(1728-79)を艦長とするエンデヴァー号は、タヒチ島での金星の太陽面通過の観測のため、イギリスのプリマス港から太平洋へ出帆した。約3年にも渡る、波乱に満ちたキャプテン・クック第一回太平洋探検航海の始まりである。
エンデヴァー号の約90名からなる船員の中には、水平、海兵隊員、船大工、鍛冶屋、医師、料理番のほか、動植物などの自然科学的調査を目的とした科学班数名が含まれていた。
ジョゼフ・バンクス(1743-1820)は、科学班のリーダーとして、植物学者ダニエル・ソランダー(1733-82)や動植物を記録するための画家シドニー・パーキンソン(1745頃-71)らを参加させ、この航海で出会う膨大な数の未知の植物の採集と記録に臨んだ。

という事で個人的に今回の花譜や♯060のバラの図譜のような植物の版画は結構好きです。
昔の太平洋探検航海は座礁や病などでとても大変だったと思います。
未知なる植物を追い求め命賭けで調査し記録された資料の数々は歴史的資料として大変貴重なものです。
今回はタヒチを中心とした作品の数々が展示されていました。



エンデヴァー号レプリカ(オーストラリア国立海事博物館にて撮影)


《クリアントゥス・プニケウス》


《グレイケニア・ディカルパ》


《クレロデンドルム・パニクラートゥム》


《デプランケア・テトラピュラ》


デンドロビウム・ディスコロル》


《バンクシア・セラータ》


次回の更新は8月中旬頃を予定しております。