♯１０７　「館長庵野秀明特撮博物館」ミニチュアで見る昭和平成の技

観覧日　：　２０１５年１月１０日

会　　場　：　名古屋市科学館

Ｈ　　Ｐ　：　http://www.ncsm.city.nagoya.jp/visit/attraction/special_exhibition/past.html

展示作品　：　「館長庵野秀明特撮博物館」ミニチュアで見る昭和平成の技

期　　間　：　２０１４年１１月１日　〜　２０１５年１月１２日

料　　金　：　１，４００円　・　図録　２，５７１円

総展示作品数　：　約５００点

☆五つを満点とする

　評価　　☆☆☆☆☆

感想　：

♯８３、９４の「エヴァンゲリオン」シリーズをはじめ、数々の作品でファンを魅了してきた映画監督・庵野秀明。
その創作活動の原点であり、多大な影響を与えてきたのが「特撮」だそうです。
円谷英二が始めた日本の特撮は、精巧なミニチュアで作られた町や山や海を舞台に、怪獣やヒーローやスーパーマシンたちが活躍し、見る者をワクワクさせてきました。しかし現在、デジタル技術の発展とともに岐路に立たされ、貴重なミニチュア類は散逸しつつあります。
この状況を憂慮した庵野秀明自らが館長となり、実際に使用されたミニチュアやデザイン画など約５００点を紹介し、日本のものづくりの結晶といえる特撮技術を間近で見て知る特別展です。
また、庵野秀明企画、樋口真嗣監督によるスタジオジブリ製作オリジナル特撮短編映画(展覧会版)「巨神兵東京に現わる」を併せて公開されました。

「ガメラ」「ゴジラ」「ウルトラマン」など様々な懐かしの特撮作品に使われた道具がかなり展示されていました。
個人的には特撮短編映画「巨神兵東京に現わる」＋製作映像がとても気に入りました。
この映画はＣＧを一切使わず、合成と今までの技術に現代の道具を加え創意工夫された特撮ですべて製作されておりとても素晴らしかったです。
ちなみに巨神兵は映画『風の谷のナウシカ』に出てきますが、アニメージュに連載されていた原作の内容とは違うので興味を持たれた方は原作を読んでみて下さい。