siseiryu美術館・博物館放浪記

今までに観に行った美術館・博物館などの記録です。

♯177 荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋

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観 覧 日 : 2018年9月21日


会  場 : 国立新美術館


H  P : http://www.nact.jp/exhibition_special/2018/jojoex-2018/


展示作品 : 荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋


期  間 : 2018年8月24日 ~ 10月1日


料  金 : 1,600円 ・ 図録 2,500円


セクション(構成) : 8区画

            1.ショジョクロニクル 

            2.宿命の星 因縁の血 

            3.スタンド使いはひかれ合う

            4.JOJO's Design

            5.ハイ・ヴォルテージ

            6.映像展示 AURA<アウラ

            7.大型原画ゾーン

            8.ジョジョリロン


感想 :

漫画家・荒木飛呂彦氏による『ジョジョの奇妙な冒険』は、1987年に「週刊少年ジャンプ」で連載を開始し、2017年には誕生30周年を迎えました。
今回開催される展覧会では、『ジョジョの奇妙な冒険』が時を経ることで、作品そのものはもちろんのこと、その世界観や影響力が波紋のように拡がっていく様を、最大規模の原画枚数、関係資料をもとに、多角的かつ斬新な手法を取り入れた展示で展開していました。
これまで開催してきた同作品の展覧会においても、まさに集大成と言える、史上空前のJOJOの祭典となりました。


完全新作の大型描き下ろし原画公開ッ!
荒木飛呂彦氏が本展覧会のために描き下ろした完全新作の大型原画、全12枚。
気鋭の<JOJO>派のアーティストによる、コラボ作品を展示ッ!
彫刻、ファッション、映像の第一線で活躍するアーティストとのコラボレーションを展示。


今も8部まで続くJOJO。
印象的なポージングやユニークな擬音はとても革新的ですね。
個人的には主人公の「オラオラオラオラ」攻撃しているシーンが好きです。
今原画展では高さ2メートル、幅1.2メートルの大型原画が12枚が展示されており、とても迫力があり素晴らしかったです。
また機会があれば観に行きたいと思います。


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展覧会ホームページ:http://jojoex-2018.com/

荒木飛呂彦について詳しく知りたい方は、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%92%E6%9C%A8%E9%A3%9B%E5%91%82%E5%BD%A6
をクリックして下さい。(ウィキペディア


次回の更新は3月中旬頃を予定しております。

♯お知らせ

お知らせ

siseiryu美術館・博物館放浪記は、

今まで『はてなダイヤリー』(http://d.hatena.ne.jp/siseiryu/)で書いていましたが、

はてなダイヤリー』が2019年2月28日には全機能を停止する

予定の為、『はてなブログ』に移行する事となりました。

ちなみに過去に作成したブログも全て移行しております。

今後とも宜しくお願いしますm(_ _)m

♯176 近藤喜文展


観 覧 日 : 2018年8月26日


会  場 : 浜松市美術館


H  P : https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/artmuse/tenrankai/2018_tenrankai2.html


展示作品 : 近藤喜文


期  間 : 2018年6月23日 〜 9月9日


料  金 : 1,300円 ・ 図録 2,700円


総展示作品数 : 約500点  (内説明あり)点


感想 :

 近藤喜文(1950-1998)は、新潟県五泉市に生まれ育った日本屈指のアニメーターです。
赤毛のアン」「火垂るの墓」など、日本のアニメーション史に残る作品で作画監督やキャラクターデザインを務め、「耳をすませば」を監督しました。スタジオジブリ高畑勲宮崎駿両監督から暑く信頼を寄せられ、メリハリのあるアクションから細やかな生活芝居まで手がける高い技術と仕事に妥協を許さない姿勢は、多くのアニメーターに影響を与えました。


 映画館やテレビで、ジブリの作品に親しんだ方は多いのではないでしょうか。
 スタジオジブリで活躍をした近藤喜文さんをとりあげ、近藤さんが携わったアニメーション作品を紹介します。描かれた絵コンテやイメージボードは、人物の細かな所作や表情がとても自然で、感情豊かに描かれています。そこには動画を描くことに対する高い技術と対象を読み解く温かなまなざしが伺え、近藤さんの人柄が表れているといえるでしょう。


 本展では、スタジオジブリの全面的な協力のもと、近藤喜文が関わったアニメーションの仕事を振り返り、原画やイメージボード、スケッチなど約500点を展示されました。
多くの人が親しんだ清潔な人柄と暖かな眼差しによって生み出された、動画家近藤喜文の世界を、今あらためて感じました。


この特別展で昔見たアニメや映画などの多く作品に携わっていたのを知りました。
個人的には「巨人の星」「ルパン三世」「ど根性ガエル」「はじめ人間 ギャートルズ」「未来少年コナン」「トム・ソーヤーの冒険」「名探偵ホームズ」「魔女の宅急便」が好きです。





近藤喜文について詳しく知りたい方は、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BF%91%E8%97%A4%E5%96%9C%E6%96%87
をクリックして下さい。(ウィキペディア


次回の更新は2月中旬頃を予定しております。
今年もよろしくお願いします。

♯175 創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.​3​ −2000年代〜、進化する最強雑誌の現在(いま)−


観 覧 日 : 2018年8月4日


会  場 : 森アーツセンターギャラリー


H  P : https://macg.roppongihills.com/jp/exhibitions/shonenjump-ten_vol3/


展示作品 : 創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.​3​ −2000年代〜、進化する最強雑誌の現在(いま)−


期  間 : 2018年7月17日 〜 9月30日


料  金 : 2,200円 ・ 図録 3,500円


セクション(構成) : 6区画

            ・DIVE TO JUMP!! 

            ・JUMP NEW GENERATIONS!! part1

            ・JUMP EVOLVING!!

            ・JUMP NEW GENERATIONS!! part2

            ・JUMP HEROES!!

            ・SEE YOU NEXT JUMP!!


感想 :

週刊少年ジャンプ」の創刊から現在までの歩みを辿る展覧会を3回にわけて開催。
2018年、創刊50周年イヤーを迎えた「週刊少年ジャンプ」がおくる“マンガの祭典”3部作に、いよいよあの作品たちが登場!!
VOL.3では『ONE PIECE』『NARUTO-ナルト-』『BLEACH』『DEATH NOTE』『ハイキュー!!』『暗殺教室』『HUNTER×HUNTER』など2000年代の人気マンガや現在連載中のマンガが集結。作家たちの熱量が伝わる原画は必見です!


創刊以来、伝説的なマンガコンテンツを生み出し、走り続けてきた 「週刊少年ジャンプ」。
どれほどのヒット作にも甘んじることなく、やむことなき挑戦で新しいファンを獲得していく2000年代の飛躍が、この大展覧会の舞台でも輝く!!
長く続く超ビッグタイトルから現在連載中の作品まで、圧倒的な支持を受ける数多の傑作の原画が集うほか、作品世界を堪能できる様々な趣向をこらした展示が今、ここに!!


今っ!
っていう感じがします。
連載が終了した作品や連載中の作品をふりかえり事が出来てたのしかったです。
個人的にVOL.1〜3を観て思ったのですが、徐々に演出方法がボリュームダウンしていったのは自分の気のせいでしょうか・・・演出って大変ですね。
でもそれを差し引いても良かったと思います。
これからも毎週欠かさずジャンプを購読したいと思います。



特設サイト:https://shonenjump-ten.com/


週刊少年ジャンプについて詳しく知りたい方は、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%B1%E5%88%8A%E5%B0%91%E5%B9%B4%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%97
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次回の更新は2019年1月下旬頃を予定しております。
本年も当ブログに来ていただき誠にありがとうございました。
また来年も定期的に更新していきたいと思いますのでよろしくお願い致します。

では、良いお年を。

♯174 イギリス風景画の巨匠 ターナー 風景の詩


観 覧 日 : 2018年6月10日


会  場 : 東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館


H  P : https://www.sjnk-museum.org/program/past/5319.html


展示作品 : イギリス風景画の巨匠 ターナー 風景の詩


期  間 : 2018年4月24日 〜 7月1日


料  金 : 1,300円 ・ 図録 2,500円


総展示作品数 : 127点  (内説明あり)46点


セクション(構成) : 4区画

            第1章 地誌的風景画

            第2章 海景−海洋国家に生きて

            第3章 イタリア−古代への憧れ

            第4章 山岳−あらたな景観美をさがして

感想 :

イギリスを代表する風景画の巨匠、ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775〜1851)の展覧会です。
穏やかな田園風景、嵐の海、聳(そび)え立つ山岳など、自然の様々な表情を優れた技法で表現したターナー。独特の光や空気感に包まれたターナーの風景画は、フランスの印象派をはじめ、多くの芸術家に影響をあたえました。
本展覧会はターナーの水彩、油彩、版画作品約120点を、「地誌的風景画」「海景‐海洋国家に生きて」「イタリア‐古代への憧れ」「山岳‐あらたな景観美をさがして」という4つの章でご紹介し、その核心と魅力に迫ります。


個人的にターナーで最初に思い浮かぶのは『船』の作品です。
普段の作品はそこまでインパクトが強いようには感じないのですが、船の作品だけはとても躍動感がある印象があります。
通常の企画展ではここまでの点数を一度に観る機会はなかったので良かったと思います。


《ソマーヒルトンブリッジ》


《風下側の海岸にいる漁師たち、時化模様》


《セント・オールバンズ・ヘッド沖》


《コールトン・ヒルから見たエディンバラ


ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーについて詳しく知りたい方は、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%BC%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC
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次回の更新は12月中旬頃を予定しております。

♯173 生誕120年 イスラエル博物館所蔵 ミラクルエッシャー展


観 覧 日 : 2018年6月10日


会  場 : 上野の森美術館


H  P : http://www.ueno-mori.org/exhibitions/article.cgi?id=857622


展示作品 : 生誕120年 イスラエル博物館所蔵 ミラクエッシャー


期  間 : 2018年6月6日 〜 7月29日


料  金 : 1,600円 ・ 図録 2,700円


総展示作品数 : 152点  (内説明あり)49点


セクション(構成) : 9区画

            1.科学 Scientific Explorations

            2.聖書 Legend and Religion

            3.風景 Landscapes

            4.人物 The Human Figure

            5.広告 Applied Graphic Designs

            6.技法 Techniques and their Secrets

            7.反射 Reflections

            8.錯視 Optical lllusions

             Epilogue.循環する世界

感想 :

「だまし絵(トロンプ・ルイユ)」で知られる20世紀を代表する奇想の版画家、マウリッツ・コルネリス・エッシャ−(1898-1972)。
コンピュータのない時代に「版画」で作られた緻密かつ独創的で"ミラクル"な作品は、数学者や建築家といった幅広い専門家やクリエイターに影響を与え、今もなお多くの人々を魅了し続けています。


生誕120年を記念し開催する本展では、世界最大級のエッシャーコレクションを誇るイスラエル博物館から選りすぐりの約150点を日本初公開。実際にありそうで、現実的にはない風景である《滝》、ぐるぐると歩いているかのようでつながっていない《相対性》など代表作のほか、代表的なだまし絵の作品に加え、初期の作品や木版、直筆のドローイングなどから、エッシャーが唯一無二と評される作品を生み出す過程を、【8つのキーワード】を通じて紐解いていきます。


デジタル時代の今だからこそ、「版画」にこだわり続けたエッシャーの偉業を再認識できる貴重な機会となることでしょう。


1.エッシャーと『科学』
エッシャーの版画では、特定のモティーフが反復しながら循環したり、ときにタイル状に埋め尽されるなど、幾何学的な独自の表現が用いられています。エッシャーはこれらの表現を生み出すために、同時代の「科学」から着想を受け、独自の数学的な理論を発展させました。
この章では、エッシャー版画に現れるさまざまな幾何学的表現を紹介します。


2.エッシャーと『聖書』
この章では、若い頃エッシャーが描いたキリスト教主題の版画を取り上げます。旧約聖書創世記を扱った連作には、19世紀後半から20世紀初頭にヨーロッパで流行したアール・デコ様式からの影響を見ることができます。


3.エッシャーと『風景』
エッシャー独特の、写実的かつ不可思議な印象を与えるイメージの源泉となったのは、彼の風景体験でした。1920年代からイタリア、スペイン旅行、特にアルハンブラ宮殿での幾何学な装飾模様との出会いは、後のパターン化されたモティーフ表現の原点となりました。そして地中海を描いたピクチャレスクな風景版画は、後に登場する視覚的な実験を先取りしたものとなっています。


4.エッシャーと『人物』
エッシャー版画に登場する人物像は、しばしば反復されるパターンのモティーフの一つとして画面に登場しますが、初期のエッシャーは、単身の人物表現にも取り組んでいます。この章で紹介する人物像の多くは、家族や近しい人々を扱っていますが、同時に自分自身の姿もさまざまな方法でモティーフとしていました。


5.エッシャーと『広告』
エッシャーの造形は商業デザインにも登場します。この章では、商用として利用されたイメージとともに、エッシャーらしさが凝縮された小さなグリーティングカードもご紹介します。


6.エッシャーと『技法』
自らを「芸術家」ではなく「版画家」と考えていたエッシャーは、木版、木口木版、リトグラフ、そしてメゾティントなどさまざまな版画技法に取り組み、それらの技法を高度に発展させ、時に複数の技法を統合させながら、不可思議な世界を繊細な彫りと印刷で実現し、不可思議な版画空間を作り出しました。この章では、多種多様な作例、マテリアルとともにエッシャーの版画技法を紹介します。


7.エッシャーと『反射』(鏡面イメージ)
エッシャーの作り出す不可思議な世界の特徴の一つが、「鏡面」のイメージです。鏡像を用いた絵画は、ヨーロッパでは近代以前から数多く描かれました。エッシャーもまた、現実世界にあるモティーフ/人物像と、仮想世界としての鏡像の共存するイメージを描くことに夢中になっていたのです。


8.エッシャーと『錯視』
エッシャー芸術を代表する要素が、実現不可能な建築表現や、永遠に変化し続けるパターンを描いたイメージなどの「ありえない世界」です。この独創的な表現は、当時の数学者が発表した不可能な図形に着想を得たものもあり、正則分割を用いた循環する表現とともに、エッシャーが長年にわたり独自発展させた理論が形になったものです。


Epilogue.循環する世界
エッシャーが1939-40年に生み出した大作《メタモルフォーゼⅡ》。文字から始まり、様々な形態が変容しながら循環し続け、やがて最初の文字へと戻るこの表現は、エッシャー芸術の極点を示しています。


錯視といえばエッシャー
♯002や♯106でも観ていますがその精緻さと錯視を起こす模様はさすがの一言ですね。
今回はありませんでしたが、以前観た展示でとても印象に残っているのは実際に錯視の作品を立体化し、一定の位置から観ると展示作品と同じに観えるという展示がされていました。
また、展示されれば観たいと思います。


バベルの塔》1928年


《滝》1961年


特設HP:http://www.escher.jp/


マウリッツ・エッシャーについて詳しく知りたい方は、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%84%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC
をクリックして下さい。(ウィキペディア


次回の更新は11月中旬頃を予定しております。

♯172 ルーブル美術館展 肖像芸術−人は人をどう表現してきたか


観 覧 日 : 2018年6月10日


会  場 : 国立新美術館


H  P : http://www.nact.jp/exhibition_special/2018/louvre2018/


展示作品 : ルーヴル美術館展 肖像芸術——人は人をどう表現してきたか


期  間 : 2018年5月30日 〜 9月3日


料  金 : 1,600円 ・ 図録 2,500円


総展示作品数 : 112点  (内説明あり)50点


セクション(構成) : プロローグ:マスク−肖像の起源 

            1.記憶のための肖像
            
              1a 自身の像を神に捧げる−信心の証しとしての肖像

              1b 古代の葬礼肖像−故人の在りし面影をとどめる

              1c 近代の葬礼肖像−高貴さと英雄性

            2.権力の顔

              2a 男性の権力者−伝統の力 

              幕間劇Ⅰ

               持ち運ばれ、拡散する肖像−古代の硬貨から17世紀ムガル朝インドのミニアチュールまで

              2b 権威ある女性

              2c 精神の権威−詩人、文筆家、哲学者

              幕間劇Ⅱ

               持ち運ばれ、拡散する肖像−フランス国王ルイ18世のミニアチュール・コレクション

            3.コードとモード

              3a 男性の肖像−伝統と刷新

              3b 女性の肖像−伝統と刷新

              3c 子どもと家族

              3d 自己に向き合う芸術家−啓蒙の世紀の3つの例

            エピローグ:アルチンボルド−肖像の遊びと変容


感想 :

人の似姿を描出する肖像は、古代以来の長い歴史をもつ芸術ジャンルです。
本展は、ルーヴル美術館の全8部門から選りすぐられた約110点の作品を通して、肖像の社会的役割や表現上の様々な特質を浮き彫りにします。27年ぶりに来日するヴェネツィアの巨匠ヴェロネーゼの傑作《女性の肖像》、通称《美しきナーニ》から、古代エジプトの棺を飾ったマスク、ローマ皇帝やナポレオンなどの君主像、そして華麗な女性や愛らしい子どもたちの肖像まで、数々の肖像の名品が一堂に会します。


1.史上空前! 古代から19 世紀まで、「肖像芸術」の特質と魅力をひもとく本格的な展覧会
人の似姿を描く肖像は、スマートフォンの高性能カメラで意のままに自分を撮ることが当たり前となった現代社会において、いまや最も身近な芸術といえるかもしれません。しかし一方で、肖像は最も長い歴史を持つ芸術ジャンルでもあります。本展では、3000年以上も前の古代メソポタミアの彫像や古代エジプトのマスクから19世紀ヨーロッパの絵画・彫刻まで、きわめて広範にわたる時代・地域の作品を対象としながら、肖像が担ってきた社会的役割や表現上の特質を浮き彫りにします。身近でありながら、奥深い肖像芸術の魅力に迫る本格的な展覧会です。


2.ルーヴル全8部門が総力を結集!各部門を代表する肖像の傑作およそ110点が一堂に
本展は、ルーヴル美術館の全 8 部門−古代オリエント美術、古代エジプト美術、古代ギリシャエトルリア・ローマ美術、イスラム美術、絵画、彫刻、美術工芸品、素描・版画−が総力をあげた企画です。各部門を代表する肖像の傑作およそ110点を一挙に堪能できる、きわめて貴重な機会となります。


3.ルーヴルが誇る肖像画の至宝《美しきナーニ》、27年ぶりの来日
16世紀ヴェネツィア派の巨匠ヴェロネーゼによる《美しきナーニ》は、ルーヴル美術館が所蔵する数々のルネサンス肖像画のなかでも、最高傑作の一つとして名高い作品です。この至高の肖像画が、このたび27年ぶりに来日を果たします。


4.必見! 時の権力者ナポレオンの肖像
本展では、古代エジプトのアメンヘテプ3世、マケドニアアレクサンドロス大王アウグストゥス帝やカラカラ帝などのローマ皇帝ルイ14世をはじめとする歴代のフランス国王、そしてフランス王妃マリー=アントワネットなど、歴史を彩った時の権力者たちの肖像が一堂に会します。なかでも大きなみどころとなるのが、フランス皇帝として名を馳せたナポレオンのコーナーです。将軍時代を経て、皇帝として最高権力を手にしながらも、追放先の孤島で孤独な最期を迎えることになったナポレオン。その激動の人生を、アントワーヌ=ジャン・グロの傑作《アルコレ橋のボナパルト(1796年11月17日)》をはじめとする5点の作品でたどります。


今回は肖像をメインとした企画展でした。
様々な種類の肖像が展示されており歴史を感じました。
ただ、最後のアルチンボルドは最近何度も観ているような気がします・・・


《棺に由来するマスク》


《ボスコレアーレの至宝 エンブレマ型杯》


ジャック=ルイ・ダヴィッドと工房《マラーの死》


アントワーヌ=ジャン・グロ《アルコレ橋のボナパルト(1796年11月17日)》


フランチェスコ・アントンマルキ《ナポレオン1世デスマスク


セーヴル王立磁器製作所(ルイ=シモン・ボワゾの原作に基づく)《フランス王妃マリー=アントワネットの胸像》


セーヴル王立磁器製作所《国王の嗅ぎタバコ入れの小箱》とマリー=ヴィクトワール・ジャコト《「国王の嗅ぎタバコ入れ」のためのミニアチュール48点》


ヴェロネーゼ《女性の肖像》、通称《美しきナーニ》


エリザベート・ルイーズ・ヴィジェ・ル・ブラン《エカチェリーナ・ヴァシリエヴナ・スカヴロンスキー伯爵夫人の肖像》


フランツ・クサファー・メッサーシュミット《性格表現の頭像》


ジュゼッペ・アルチンボルド《春》


展覧会ホームページ:http://www.ntv.co.jp/louvre2018


ルーヴル美術館について詳しく知りたい方は、
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%83%AB%E7%BE%8E%E8%A1%93%E9%A4%A8
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次回の更新は10月中旬頃を予定しております。